やすどんにっき

日々の暮らし

(2012/05/10 Thu)
現場に出なくなって三年くらいになるが、朝昼晩と三食喰ってぶらぶらいているので、血圧は下がらず、血糖値も高値安定である。おまけに体力の衰えを感じたので、少し足腰を鍛えようと、団地の周辺を歩く事にして、一ヶ月が過ぎた。・・・晴耕雨読ではないが、大雨の日は除いて、ゆっくりと団地の道路を半周しているのだが、最近右ひざの周りに違和感を感じるようになった。・・・資材担当の社員に、「膝の周りに違和感を感じるのだが、歩き過ぎかなあ!」、と訊ねると、鷹揚に、「会長、どうぞこちらへ!」、とパソコンの前に座らされた。そして、パソコンで団地の地図を出すと、「会長の今歩いているコースは、これですよね!」、と指を指された。「そうだけど!?」、といぶかしげに彼の顔を覗き込むと、地図の横に物指しを出して、その距離に充てていく、「はい、会長の歩いている距離は、1340メートルになります!」、と答えた。「坂道が多いから、もっとあるようにおもえるけどなあ!」、と言うと、「坂道は登りがあって、下りがあるので、行って来いです、距離は正確ですから、会長が理想としている一万歩歩くためには、団地を一周して、もう半分歩かなくてはなりません、がんばってください!」、と笑いながら答えた。昔は現場を駆け巡り、暇を見つけては、ゴルフざんまいだったから、「健康を目的に歩く」、なんてことは考えても見なかったが、いざ歩いてみると、以外にに歩けないものである。これからは、少しずつ距離を伸ばして行こうと考えている。・・・・駆け出しの頃は貧乏で、刺身の切り落としとか、もやしのこま切れ炒めとか、安くて栄養バランスだけを考えた食事が、食卓に並んだが、・・・歳を取って、お金に不自由しなくなってからも、同じである。食べたいものがある、と言っても女房は、聞いてくれない。・・・毎日の食事の献立は、スーパーの、2割引・三割引の食品によって決まるのである。テレビで、ふかひれの姿煮とか、ブランド牛のステーキとか、高級な食事の番組をやっているが、「あんなものを、食べてみたいな!?」、と何気なく横目で見ながら言うと、「うるさいねえ、それでなくても、血圧や血糖値が高いといわれているのに、あんなもの食べたら死んじまうよ!」、と言う、「2割引・三割引のものを食べていたら、血糖値が下がるわけでもないだろう!?」、と反論すると、「激安食品を買うのが、私の趣味なんだよ、つべこべ言わずに、黙って出されたものを食べていればいいんだよ!」、と怒鳴られてしまった。・・・しかし、買いすぎて、消費期限切れの菓子などが余ると、食堂や居間のテレビの前とか、手の届くところにいつも並んでいる。横着して手を伸ばすと、術中にはまって、消費期限切れを食べさせられてしまう。・・・そのくせ、大切なものは何処を探しても見当たらない。女房は夫の行動範囲は熟知していて、隠す処は心得ているのである。・・・・




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第二東名、静岡エリア開通

(2012/05/01 Tue)
四月十四日に、新東名高速道路の御殿場から三ケ日間が開通になり、それに先駆けて、伊豆縦貫道路の加茂のインターも開通となった。団地から加茂インターまでの、乗降道路も併設されたので、高速を使って遠距離の現場の資材運搬も楽になり、会社のテリトリーも広がる事だろう。・・・沼津インターの近くに住まいのある社員も、今まで40分以上掛っていた通勤時間も、10分足らずで来てしまうと言う。資材管理作業員も、富士宮から通勤しているが、今まで、一時間以上掛っていた通勤時間が、第二東名のインターが、西富士道路に接続しているので、30分で来てしまうと言う。・・・「俺たちのために作ってくれた道路みたいだ!」、と喜んでいた。しかし、我々のような古い人間にとっては、著しい道路整備にはとてもついてはいけない。東名沼津・新東名長泉インターの近辺が、まったくわからない。地元の方向感覚の知識があるので、案内板の矢印を無視して走るから、とんでもない方向に行ってしまう。頭がアナログからデジタルに変換しないのである。・・・新東名が開通した翌週資材係りが、「会長、土日は混んで無理ですから、当社で施工に携わった静岡サービスエリア施設の、出来栄えを見に行きますか!?」、と誘われた。もちろん新東名を走ってみたかったので、二つ返事で出かけた。会社から時間を計って出発したが、長泉のインターまで8分、下り線を静岡を目指して走ったが、アップダウンのない走り易い道路で、ほとんどの他車も120キロで走行している。しかし、スピード感はあまりない。車は外車で280キロまでメーターがあるので、「もうちょっと、スピードを出して追い越してみろ!}、というと、「解りました、これで150キロです!」、と車を追い越しながら答えた。あまり違和感もないので、「ハイトップに入れて、200キロまだしてみろ!」、と言うと、「会長勘弁してくださいよ、つかまるのは、私ですからね!」、叱られてしまった。サービスエリアの駐車場は満車の張り紙が多く、駐車場に問題があるように思えた。藤枝でユウターンしたが、会社から所要時間は45分だった。ずいぶんと早くなったものである。・・・・帰りに静岡のサービスエリアによると、大食い番組のロケをやっていた。ギャル曽根を中心に、楽しんごやカバちゃん等4人が、サービスエリアの名物食い歩きの番組で、下り線は終わって、上り線の名物を食い尽くすという設定で、五月三日に放映するようだった。本番のガチンコがなると四人は夢中食べるが、カットが終わると三人は食べなくなってしまうが、ギャル曽根は黙々と食べている。周囲はあきれたように見ている。「大食いも芸のうちかな!」、と感心した。良く紹介されるので、有名になっている上り線の沼津サービスエリアの二階のレストランで昼食を取ったが、さんざん待たされた挙句、出てきた品物がメニューの写真とぜんぜん違って、貧弱で小さい。「これ、間違いじゃないか、言ってやろうか!?」、と出てきた料理と、メニューの写真と比べて、資材係りに言うと、「会長、こういうところは、全部こうです!・・・そんなボケ老人みたいなこと、言わないでくださいよ!」、とまた窘められてしまった。・・・・




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免許更新の高齢者運転講習

(2012/04/25 Wed)
免許の書き換えは、誕生日の前後一ヶ月以内に更新手続きする事が義務付けられているが、70歳を越えると、指定の自動車教習所で、高齢者運転講習修了証を取得して、提出しなければ、高齢者の免許更新はできない。・・・誕生日は六月五日で、高齢者講習案内は、教習所の予約を考えて、少し早めに来たので、一ヶ月ほど前に予約して先日受けてきた。午前の部と午後の部と分かれていて、三人一組で丁寧に講習する。午前の部は八時五十分に始まるので、八持三十分頃到着すると、他の二人はもう来ていた。老人はまったくせっかちである。・・・講師が、老人の反射神経の低下と、老化による認知症の事故について、実例を上げて講義した後に、記憶力テストを行った。まず初めに時計の絵を書かせて、十一時十分の針を書けと言う。馬鹿馬鹿しいのでさっと書いて提出したら、「マイナス二点」、だと言はれた、「何故だ!」、と訊ねると、長針と短針の長さが同じだと言う。「老人は目的だけを考えて、状況を考えないので、高速道路を逆送するのだ!」、と言われた。・・・次に視界テストと動体視力のテストを行った。視界テストは視界は全部見えて180度で、174度まで見えたので、問題はなかった。次に動体視力のテストだが、視力検査のときに用いられる、丸に穴が開いた部分が、遠くから、だんだん大きくなって近づいてくるので、出来るだけ早く答えなければならない。三十秒がタイムリミットである。十八秒なので、これも問題はなかった。・・・しかし、次の親父は視界テストは120度で、動体視力テストは二回やっても、30秒のタイムリミットになってしまう。「見えませんか!?」、と講師が尋ねると、「私は眼鏡を三つ持ているんですが、今日は忘れてきてしまったので、・・・」、と言い訳をしていた。次に十六枚の絵を見せて、「今見た絵の答えを出来るだけ多く書いてください!」、と言う問題だった。私は、十六枚中・十四枚しか思い出せなかったが、その親父は四枚しか書いてない。「大丈夫ですか!?」、と講師が顔を覗きこんで言うと、「よく見ていなかったので、思い出せないんですよ!」、と興奮して答えていた。・・・その後は、外に出て運転技能テストになったが、前を走る車がS字カーブを、前進しながら前輪は落とすは後輪は落とす、車庫入れは何回やっても、斜めにしか入らない。・・・そのつど待っているので、「あの人、だいじょうぶですかねえ!?」、と隣に座っている講師に尋ねると、「あの方は、以前は自分の車を持っていたんですが、75歳のときに免許証を返上しまして、娘さんの車とタクシーで対応していたらしいんですが、不便だとかで、77歳になって、また免許証を取得しようと通ってきてるんです。でも、オートマでは駄目だ、昔取ったマニュアル車にしてくれとか、教官の教え方が悪いと、自分勝手な我がままで、・・・教習所の名物ばあさんとなって、もう、一ヶ月以上になります!」、と答えた。老人は自分の老いはなかなか認めない。軽はずみに免許証の返上をしたら、再取得は大変だなと、しみじみ知らされた。・・・・




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生涯、心残りな重大災害

(2012/04/24 Tue)
今年の五月十八日で、最後まで残っていた、ある会社の下請け協力会会長職の勇退が決定した。・・・やっと自由な身となる。・・・しかし、中小企業は、「親子会社」、なので経営権は総て息子に委譲したとはいえ、裏方として、会社の品質を高めるために、体の続く限り協力して、行かなければならないと思っている。・・・専門建設業に携わって54年、長いようで短い年月であった。・・・唯一の心残りは、我々建設業に携る者にとって、無災害は悲願だが、二件の死亡災害を発生させた事である。重大災害は考えられない時に起きるものである。・・・もう、三十五年にもなるだろうか?、初めの一件は、中伊豆で起きた。十万坪の山の上の草原に建てられた、ほとんどが平屋と二階建てと言う、リハビリ訓練施設建設の現場で発生した。コンクリート打設も終わり、仕上げ段階に入り、今では使用禁止になっているアスベストボードを、固定リフトで、三メートルの高さの二階の床に上げる作業中に起きた。ボードを五十枚ほど立てかけて、本人が抑えながらゆっくり上がっていたのだが、1・5メートルくらい上がったところで荷崩れして、ボードとともに落下、抑えていたために、ボードの下敷きになってしまったのである。すぐに助け出されたが、腕は骨折していたが、意識は確りしていた。すぐに地元の病院に担ぎ込んだが、先生も、「全身打撲で、腕に骨折はあるが、意識はあるので大丈夫ではないか!?」、との診断だった。鹿児島からの出稼ぎ土工だったので、家族に連絡を取り、親方を付き添いにつけて、とりあえず家に戻ったが、夜中の二時頃、親方から、「今、息を引き取りました!」、と暗い声で電話があった。・・・「嘘だろう!?」、とわが耳を疑った。病院に駆けつけると、「全身打撲による、ショック死」、であるとの診断であった。正に、「一メートルは、一命を取る」、としみじみ痛感させられた。鹿児島まで遺体を運べないので、中伊豆で荼毘に付したが、その立ち上る煙が、いまだに目に浮かぶ。・・・・もう一件は、三島の証券会社支店の建設現場で発生した。三階建ての小さな支店だったが、最後の三階コンクリート打設の朝おきた。通常は固定された配管式打設を予定していたが、業者の都合でブーム車が来てしまった。ブーム車だと打説の際、コンクリートの飛まつが飛ぶので、足場の上からシートをかけて養生をしなければならない。安全上は、下からシートを、紐でとめていくのだが、生コン車が来ているので、鳶職も慌てたのか足場の上からシートをたらそうとして、足場から乗り出したところ落下してしまった。落下した際にポンプ車のブームに接触して、腿に裂傷を負い、出血が激しかった。幸いな事に、隣が個人経営の外科医院だったので、担ぎこんですぐに処置してもらった。駆けつけたときは、処置が終わって、本人もベットに座っていて、「申し訳ありません!」、といって頭を下げていた。・・・ところがその夜病院から電話があって、容態が急変したので、伊豆長岡の総合病院に移すと連絡があったので、総合病院に駆けつけると、先生が、「患者は特殊血液型のRH−なので、名古屋から血液を取り寄せています!」、と慌てていた。「先生、前の病院では輸血してましたよ!?、といったが返事はなかった。結局、診断書は、「心因性ショック死」、であった。・・・重大災害は楽観していると、突然に発生するものである。・・・・




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団地にも春が来た

(2012/04/11 Wed)
ここ数日温い日が続いて、例年より十日ほど遅れて、工業団地の桜も満開になった。この団地も計画段階は昭和の終わりで、名称も、「テクノパル・△△」、に決まっていたが、昭和から平成に移り、「平成○○○工業団地」、と急遽名称変更をしたのである。この団地には、大きな緑地公園が二つほどあるが、片方は桜、もう一方はもみじをメインに植えた。植樹した当時は、木も小さく期待していなかったが、二十数年たって立派に成長して、春は桜・秋はもみじと、名所になりつつある。排水池もあって、渡り鳥やカルガモも生息しているので、三十年もたったら、三島市の観光名所になる事だろう。・・・この団地でも、創業当時の経営者はほとんどが引退して、二代目となり、創業者で残っている者も少なくなってしまった。・・・先日、バレーボールの応援で、代々木の体育館に行ったが、バスの駐車場から体育館まで結構歩く、・・・子供の頃は、富士郡上野村馬見塚と言うところに住んでいて、中学校・高校は富士宮まで、自転車通学だったので、足腰には自信があったのだが、・・・皆について体育館まで歩くのがやっとの有様だった。このときしみじみと、足腰の衰えを感じ、少し歩く練習をして、体力を蓄えようと思ったのである。・・・桜の季節になり、死んだ親父の竹の杖を探し出し、団地の外周道路を歩き始めた。すると、今までは自動車で走り抜けていた道路も、土手に咲くタンポポやスミレの花、土筆、など春の季節が目に付き、全速力で駆け抜けてきた人生が、まったりとした気分になる。・・・数日して会社の資材担当に、「最近足腰が衰えてきたので、団地の中を歩く事にしたよ!」、というと、「会長!、お年ですから、老人の徘徊(ハイカイ)と間違われないようにしてください!」、と笑いながら言われた。まったく、口の減らない奴だ!、・・・・自分から老人を意識した事はないが、失礼な電話も良く掛かってくる。最近も、「○○葬祭ですが、近じか葬祭場をご利用なさるようなご予定はございますでしょうか!?」、などと平気で掛かってくる。相手は同居の親族がいると思って掛けているらしいが、「会員になれば、どちらがお亡くなりになっても、三割引でご奉仕いたします」、・・・電話とはいえ、老人の二人暮しの家に失礼な話である。・・・女房にその話をすると、年配者をターゲットにしたエステや化粧品の電話もよくあると言う。・・・お肌の手入れや化粧品の売込みで、お年寄りに抜群の効能があると、さんざん進めた挙句に、「ところで、奥様のお年はお幾つでしょうか!?」、と訊ねられたと言う、「私は75歳ですけど!?」、というと、「えっ!」、と絶句して、「では、また改めて電話します!」、といって電話を切ってしまったそうである。「75歳ともなると、相手にもしてくれないのかねえ、失礼な電話だよ!」、と笑っていた。相手は何処で電話番号を調べて掛けているか解らないが、賞味期限の切れた、先の短い老人にとっては、ショックな電話である。・・・・




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